先進医療の費用について

先進医療の費用

先進医療にかかる部分は全額自己負担

先進医療を受けた場合、先進医療部分の費用は全額自己負担になります。金額は、技術や医療機関ごとに異なります。
先進医療に伴って受けた検査や投薬など、通常は保険診療として認められている部分には、公的医療保険が適用されるため、保険給付額を除いた一部負担額を支払います。

(例)総医療費が100万円、うち先進医療技術部分の費用が20万円だったケース

  1. 先進医療技術部分の費用20万円は、全額を患者が負担します。
  2. 通常は保険診療で行われている部分*(診察、検査、投薬など)の費用は、公的医療保険が適用されるため、保険給付額を除いた一部負担金を支払います。

総医療費が100万円、うち先進医療技術部分の費用が20万円だったケース

※公的医療保険が適用される部分については、一定の自己負担額を超えた場合、高額療養費制度が適用されます。

先進医療の費用と実施状況

厚生労働省・先進医療会議における「平成29年度実績報告」の数値です。費用は先進医療の種類や医療機関によって異なります(平成28年7月1日から平成29年6月30日の間の実績です)。各医療技術によって、数百万円と高額から、数万円といったものまでさまざまです。いずれにしろ、公的な医療保険が適用されないだけに、内容をきちんと理解したうえで納得して受けることが大切です。

利用件数の多い先進医療

順位 先進医療技術名 実施件数 1件あたりの自己負担金
(平均の技術料)
1 多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術 14,433件 58万1,224円
2 陽子線治療*1 2,319件 276万5,086円
3 重粒子線治療*2 1,558件 314万9,172円
4 歯周外科治療におけるバイオ・リジェネレーション法 240件 6万5,870円
5 MRI撮影および超音波検査融合画像に基づく前立腺針生検法 207件 11万0,223円
6 高周波切除器を用いた子宮腺筋症核出術 180件 30万7,008円
7 抗悪性腫瘍剤治療における薬剤耐性遺伝子検査 147件 3万5,382円
8 経皮的乳がんラジオ波焼灼療法 109件 15万3,312円
9 ウイルスに起因する難治性の眼感染疾患に対する迅速診断(PCR法) 105件 2万5,844円
10 周術期カルペリチド静脈内投与による再発抑制療法 82件 13万5,211円

1件あたりの自己負担金が高額な先進医療

順位 先進医療技術名 実施件数 1件あたりの自己負担金
(平均の技術料)
1 オクトレオチド皮下注射療法 1件 541万0,269円
2 重症低血糖発作を伴うインスリン依存性糖尿病に対する脳死ドナーまたは心停止ドナーからの膵島移植 3件 366万9,346円
3 重粒子線治療*2 1,558件 314万9,172円
4 重粒子線治療(非小細胞肺がん) 9件 314万0,000
4 ゲムシタビン静脈内投与および重粒子線治療の併用療法 8件 314万0,000
6 重粒子線治療(肝細胞がん) 4件 307万5,750円
7 陽子線治療(肝細胞がん) 11件 282万1,909円
8 陽子線治療*1 2,319件 276万5,086円
9 ベペルミノゲンペルプラスミドによる血管新生療法 7件 220万5,329円
10 NKT細胞を用いた免疫療法(肺がん) 43件 179万0,531円
  • この「陽子線治療」の適応症は、「頭頚部腫瘍(脳腫瘍を含む。)肺・縦隔腫瘍、骨軟部腫瘍、消化管腫瘍、肝胆膵腫瘍、泌尿器腫瘍、乳腺・婦人科腫瘍又は転移性腫瘍(いずれも根治的な治療法が可能なものに限る。)」となります。
  • この「重粒子線治療」の適応症は、「頭頚部腫瘍、肺・縦隔腫瘍、消化管腫瘍、肝胆膵腫瘍、泌尿器腫瘍、乳腺・婦人科腫瘍又は転移性腫瘍(いずれも根治的な治療法が可能なものに限る。)」となります。

H-29-1083(平成30年3月28日)

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